日本のプロ野球とメジャーリーグの応援
サッカーにおいて各国の国民性に連動してサポーターの応援の仕方に大きな違いがあるように、世界の中の野球先進国・アメリカと日本の間にも観客の応援の仕方や風習には大きな違いがあります。
まず、日本のプロ野球では外野席に陣取る大規模な応援団によるトランペットを使った応援が今も昔も名物となっていて、その応援がうまく会場の雰囲気を盛り上げています。それに対してメジャーリーグのファン達は個々に観戦を楽しんでいて、毎試合外野席に応援団が陣取って管楽器や太鼓などを使って応援するような風習はありません。
また、日本の球場においてはどちらかのチームを応援するような姿勢が求められる雰囲気がありますが、メジャーの球場では両チームでもない人が試合に来て両チームを平等に応援しても問題ないような雰囲気があります。
また、日本の観客たちは敵チームの汚いプレーに対しては激しいブーイングを浴びせる一方で味方の汚いプレーは見て見ぬフリをするようなところがありますが、メジャーリーグで観戦しているファンは、味方の汚いプレーに対しても容赦なくブーイングを浴びせるようなところもあります。
その他、日本のプロ野球においては応援団が独自に作った選手ごとの応援歌が有名になって各選手が打席に入った時に外野席を中心に皆で応援歌を歌うような文化があります。それに対してメジャーリーグにはが椅子席の応援団がいないことに連動して皆で選手ごとの独自の応援歌を歌うような文化がありません。